シャオランさんは、いきなり部屋を飛び出した。 私もそれに続こうとする。 「水樹、俺も……行く」 段々、息が整いつつあるレオンは、私の腕を掴んだ。 「うん」 私は小さく頷くと、逆にレオンの腕を引っ張って、部屋を出た。