「あー、もう!」 俺は自分の部屋に着くまで、首を振っていた。 ギィ…………。 大きなドアを押すと、錆びれた音が辺りに響いた。 ドアの向こうには、書類の山と、本棚に隙間無く敷き詰められた本だった。 これ、俺の部屋。