「今日も異空間に行きたい!」






あ、そういう事ね……。





「駄目……?」




水樹は物をねだる子供のような顔で見つめてくる。





「……はぁ。わかったよ」






本当は昨日、魔力を使いすぎて倒れた事もあって、疲れていた。





だが、こんな顔で頼まれたら断れない。