「レオンだけど?」 余裕の笑みを見せてくる。 イヤイヤイヤ、違うでしょ! こうなったら……! 「リューオーさーん!」 ゴッ――――。 私がリュオさんの名前を叫んだら、いきなり頭に鈍い痛みが奔った。 「いったぁ――」 「大声を出さらないように」 私の言葉を遮ったのは、シャオランさんの声。 「あ、あれ? リュオさんは?」 「リュオ様はお出かけです」 シャオランさんの笑顔は引きつっている。 まるで『今度大声を出したら……』って遠回しに忠告するような笑顔。 「ス、スミマセン」