私は再び瞼を開いた。 「あ、あなた誰――――!」 私は、さっきまでレオンが居たはずの所に指を差した。 だっ、だって……。 真っ黒の短い髪の毛、ちょっと先が尖った耳には銀色のピアス……。 「あなた誰――――!」 もう一度絶叫。