☆三つ星☆

そのままベッドにパタンと倒れ込む。

しっかりしなくては。こんなことではいけない…と思う。

「よしっ。」

とかけ声をして、ベットから跳ね起きる。

母と父に会いに行くのだ。

普段は化粧っ気のない早苗だが、今日ばかりは薄化粧をして、お気に入りのワンピースを着る。

オシャレは割と好きなほうだ。

スタイルもさほど悪くはない…と思っている。

それほど化粧しなくても見栄えのするその顔は母親譲りだ。

鏡を見ながら、にっこり笑う。

ほお骨の辺りにチークをする。

口元には叔母と同じようにえくぼが出来る。