先輩と来たのは屋上。


入って、ドアを閉めた瞬間、2人の男子生徒に取り押さえられました。


「あなたには、そこで、私と徹を見ていてもらいますわ。」

「離してくださいッ!!」

「無理よ。」


私は口を布で塞がれ、縄で縛られてしまいました。


「ん──…んッ!」

「フフ、可哀想。
でも少しだけ我慢して頂戴。」


花草先輩は男子生徒にドア守をするように言って、私をフェンスの近くに座らせて去っていきました。



ここから見えるのは、綺麗な夕焼け。

中庭。


…中庭に、徹先輩!?

そこへ、沙羅先輩。


私は見るのが嫌で目を瞑ってしまいました。