私の家は、お父様が隠居してから、お兄様が会社の社長となりました。
だから、香坂財閥については知っていても、パーティーが嫌いな私は出席した事がなく、先輩の事は全然知りませんでした。
織原の令嬢としては失格ですね…。
外にはベンチがあったので、私は座って待つ事にしました。
そして、携帯を出して運転手の久下さんに電話をかけました。
「ぁ、久下さんですか??
小豆です。」
『小豆お嬢様ですか、どうなさいました?』
「ちょっと遅くなるので、きなこくん達の迎えの方があったら、そちらを先に行ってください。」
『では、先にきなこ様、ごま様、むぎちゃ様、風千様のお迎えに行かせていただきます。
お気遣いありがとうございます。』
きなこくん達はお兄様の子供で、私からしたら甥姪です。
お兄様は従姉妹のおはぎ義姉様と結婚式しました。
「織原さん??」
「…ぁ、香坂せんぱ…香坂様!!」
「ははは。
様じゃなくて、先輩でいいよ。」
呼ばれた方を見ると、さっき下に見えていた先輩が私の前に立っていました。
だから、香坂財閥については知っていても、パーティーが嫌いな私は出席した事がなく、先輩の事は全然知りませんでした。
織原の令嬢としては失格ですね…。
外にはベンチがあったので、私は座って待つ事にしました。
そして、携帯を出して運転手の久下さんに電話をかけました。
「ぁ、久下さんですか??
小豆です。」
『小豆お嬢様ですか、どうなさいました?』
「ちょっと遅くなるので、きなこくん達の迎えの方があったら、そちらを先に行ってください。」
『では、先にきなこ様、ごま様、むぎちゃ様、風千様のお迎えに行かせていただきます。
お気遣いありがとうございます。』
きなこくん達はお兄様の子供で、私からしたら甥姪です。
お兄様は従姉妹のおはぎ義姉様と結婚式しました。
「織原さん??」
「…ぁ、香坂せんぱ…香坂様!!」
「ははは。
様じゃなくて、先輩でいいよ。」
呼ばれた方を見ると、さっき下に見えていた先輩が私の前に立っていました。

