部屋を出ようと扉を開けると向かい側の部屋である黄村君と鉢合わせた。
黄村君を見た瞬間に昨日の出来事を思い出して開けていた扉を閉めようとした。
昨日と同じようなことがあったらたまったもんじゃないからね。
そう思っていると静かな声が聞こえた。
「そんな、怯えなくても俺は…もう起きてるから大丈夫…」
そんな声が聞こえたからあたしは勢いよく扉を開けた。
こういうことしてる自分が悪いと思ったから。
そうしたらあたしの部屋に近づいていたのかドンっと音を立てて黄村君のおでこに扉が当たってしまった。
「ちょっ! 大丈夫?」
「ねぇ…昨日のこと。まだ怒ってる?」
相当痛いのかおでこをさすりながら聞いてくる。
「ちっ違います!」
手をおもいっきり振りながら否定するとそれだけで納得したのかコクンと首を振りながら、
「それならいいけど…
そっちは今から食堂?」
何事もなかったように聞いてきて一瞬面食らってしまう。
ここの人達は行動が読めないから困る。
「あっうん。黄村君も?」
「俺?
うーん。じゃあ俺も今日は食堂で食べる」
その間はなに?
というか食べるのに迷うって。
黄村君を見た瞬間に昨日の出来事を思い出して開けていた扉を閉めようとした。
昨日と同じようなことがあったらたまったもんじゃないからね。
そう思っていると静かな声が聞こえた。
「そんな、怯えなくても俺は…もう起きてるから大丈夫…」
そんな声が聞こえたからあたしは勢いよく扉を開けた。
こういうことしてる自分が悪いと思ったから。
そうしたらあたしの部屋に近づいていたのかドンっと音を立てて黄村君のおでこに扉が当たってしまった。
「ちょっ! 大丈夫?」
「ねぇ…昨日のこと。まだ怒ってる?」
相当痛いのかおでこをさすりながら聞いてくる。
「ちっ違います!」
手をおもいっきり振りながら否定するとそれだけで納得したのかコクンと首を振りながら、
「それならいいけど…
そっちは今から食堂?」
何事もなかったように聞いてきて一瞬面食らってしまう。
ここの人達は行動が読めないから困る。
「あっうん。黄村君も?」
「俺?
うーん。じゃあ俺も今日は食堂で食べる」
その間はなに?
というか食べるのに迷うって。

