次の日、ようやく退院した。


すると目の前に見覚えのある女子の姿があった。


「あ、七河さん」

「水無川さん?」


その人は、幼少時代の友達、七河カンナだった。


「もぉ、尚吾から聞いたんだよ!何隠し事してるの??」







その事実は言えなかった。