すると尚吾から電話がかかってきた。


「何だよ!いきなり別れようなんて…」


「ごめん…隠し事してた」


「何をだ?」




「あたし、もう1年しか…」



「は?!今の医学でも治らん病気か?!」


「家でよく倒れては病院にいた事があって…」




「…ったく、もっと早く言えよ」


「ごめん…」



電話を切った後、家へ足早に向かった。


だが


数メートル先に心配そうに母が立ってる。

「あ、ただい…」

その時だった。