神様は僕に尋ねた。


「お前は何のために世界があり、何のために命があると思う?」



「わからない。考えたこともない」



「では尋ね方を変えよう。お前は何故生きている?」


「生まれてきたから。命を貰ったからだ」



「死にたいと思ったことはあるか?」



「ないよ」



「何故?」



「怖いから」