「紗耶香?泣く事は決して悪い事やない。だけど一人で泣くな。他の男の前でも涙を見せるな、俺の前で泣きたい時泣きたいだけ泣け。紗耶香がスッキリするまで頭撫でたる。な?だからお前は安心して俺の側にいろ。俺が守ったるさかい。」 うん…。 うん…。 「直せんぱ…」 この日何度二人は唇を重ねたんだろう。 お互いの知らない所を教え合うように。 そして二人は始まった。