「・・・・・・・」






僕は無言で我が家の玄関を開けた。





靴を脱いで、そのまま自分の部屋へ。






「おー、大輝おかえり」



「・・・・・・・・・・・・・・・うん。」








父さんの言葉に、ボーっとしながら返す。







フラフラと歩いて行く大輝を見て。




「母さーん、大輝が冷たいよーぅ」



「嫌われたんじゃぁないのかな?」




「・・・!!!!!??」




ニヤリとわらうお母さんに真っ青な父。




「学校早退したくせに夜帰ってきたりして・・




 なんか頑張ってんのよ。」




まったく、といったように、



お母さんはため息をついた。