僕と彼女のウラ事情



「・・・美吉が悪い」



赤い顔で不貞腐れて言う僕に、



彼女は優しく微笑んだ。



「・・ね、大輝君」



「・・・・なに」




未だに恥ずかしくて美吉の方見れない・・;




「・・・手、貸して・・?」





布団から手を差し出す彼女に、



「?うん」



手を伸ばした。



すると、






「っ!!」






少し熱っぽい美吉の手が、







ギュッと僕の手を握った。