僕と彼女のウラ事情



ゴクンとほのかの喉がゆれるのを感じて、




僕は唇を離した。



「・・ひ、大輝君・・っ!」




ほのかは真っ赤な顔で僕を見てきた。



「・・・だから言ったでしょ」




何だか恥ずかしくなってきて、


プイッとそっぽを向く。



「美吉が悪い。
 ・・後悔しても知らないって言ったもん」





好きな子に。




・・あんな顔されて、あんなこと言ってもらえて。



僕だって、男なワケで。




「・・・・・・っ!!」



すると、ずっと黙ってた美吉がいきなりニヤけた。



「!?え、なに、何;!」



僕が驚くと、彼女は布団にくるまったまま言った。



「・・まさか、
 してくれると思ってなかったもん//」



その言葉に、僕はまた顔が赤くなった。