「大輝くーん、着替えたー・・」
間のびした美吉の声に、
僕は慌てて部屋の中へ。
「・・っ!」
パジャマ姿で布団にくるまる美吉は可愛くて、
ああああもうホント中2男子か俺は!!!
嬉しいのか恥ずかしいのか情けないのかよくわかんなくなった。
その時、美吉が軽く震えた。
「・・あ、寒い?薬飲む?」
コップと薬を差し出すと、
美吉はビクッ!!と真っ青な顔で反応。
そしてブンブン首を振り、
「お、お薬は苦いからやだ・・っ!!」
・・・子供かぃ。
僕が呆れて言っても、
「そんなこと言ってたら熱下がんないだろ。ほら」
「や、やだぁ~・・・」
美吉は首を縦に振らなかった。

