部屋へ入ると、ほのかが体温計を渡してきた。
コップや薬を置いて、温度を見る。
「!!38度7分って・・・!
はい座ってないで横になる!!」
熱を見てギョッとした。
こんなに熱あったんだ・・・。
ベッドで横になろうとしたほのかが、
ポツリと言った。
「・・ひろきくん、制服から着替えたい」
「ブハッッ!!!!」
僕は吹き出してしまった。
そ、そーじゃん!!まず着替えなきゃじゃん!!
バカじゃん僕!!!!
「ご、ごめん今部屋から出るから・・っ!
えぇっと、き、着替えててっ!!」
赤い顔で慌てる大輝を見て、
ほのかはクスクスと笑った。

