台所で薬をとり、


コップに水を入れていると、ある物が目に入った。



・・・写真・・?


コップを置き、写真立てを手に取る。






そこには、小さい時のほのかと、


その両親が写っていた。


3人とも、幸せそうに笑って手をつないでる。







    『家で一人ぼっち』








写真の中のほのかは、そんな風には全然見えなかった。





美吉のお母さんもお父さんも、



こんな顔で笑い合えてたのに・・なんで?







何があったんだろう・・・。








写真立てを静かに置き、



大輝はほのかの部屋へ急いだ。