僕と彼女のウラ事情





━・・・このまま、ずっと。




今の関係のまま、





友達とも、恋人ともいえないまま。




・・・・そんなの・・




「・・・・っや・・」




何か言おうとした瞬間、




「あぁぁ・・っ?!」




ほのかはしりもちをついて倒れた。



「えっ、ちょほのか?!」



梨紗が慌てて抱き上げる。



赤い顔で思考をぐるぐるさせるほのかに、



梨紗はすこし困ったように笑った。



「ちょっと意地悪すぎたかな」




「は、はぇ・・・??」



完全にキャパオーバーなほのか。



すると梨紗は、


窓から見える人影に微笑んだ。