「いらっしゃいませ!」
中に入ると声の高い女の定員の声。

ポテトの匂い。

私はポテトを頼んであいている席に適当に座った。

『っで?彩の事だけど……』

私は早速美香に彩の話題をした。

『ぁぁ…落ち着いて聞いてね…あのね…彩…健くんが怪我したのは自分のせいだって…だから何処か遠くに行くって…それで意味わからんねんけど男連れて歩いてるらしい……』

美香の言葉に私は息をする事さえ出来なかった。
彩が…他の男といる?

どうして?彩…?

『居場所は…?』

『わからない……』

私はしばらく考えた。

彩が行く所…。

あっ!カラオケかも!

いつも帰りはここで笑いあっていた。

私は立ち上がり走ってカラオケボックスまで向かった。

『待って!うちも行く!!』