『今さら彩に何の用?』
「いやぁぁ!やっぱり彩が好きかな…って!」

啓先輩は笑いながら言う。

ハァ?

何コイツ…

まじで最低な男だし…

私は頭に血が上った。

『今彩は新しい恋をしてて付き合ってんの!邪魔しないであげてください!』

「無理なんだ…」

そう言い学校に勝手に入っていった。

まだ彩は帰っていない。
ヤバイ!

私はそう思い急いで後を追った。

でも遅かったんだ。

「ハァ?何でこんな奴と付き合ってんだよ?なぁ!まだ俺の事好きなんだろ?ぁぁ!」

啓先輩が彩に向かって強い口調で聞いていた。

「ハァ?何なん?今さら彩が誰と付き合おうとお前には関係ないやんけ」
健は先輩だというのに喧嘩を売っている。