「ハハハ…しょうがないって…」

和紀の顔を見ると目には涙が溜まっていた。

何で…?

和紀をこれ以上苦しめないでよ…。

『和紀…ゴメンね…ゴメンね…』

私は和紀を優しく抱いて謝った。



『じゃあ!私達もう行くね!』

私と和紀はすっかり落ち着いて今日は帰る事にした。

『うん!また連絡して!植原と美佐!バイバイ!』

彩が私達に向かって手を振ってきた。

『バァィバァィ!』

私は元気よく挨拶をして教室を出た。

「なぁ…美佐の友達?」
『え……』

彩の事も忘れてる…。

でも私はその病気に負けず笑顔で言った。

『大心友だよ!』