私は精一杯の笑顔でみんなに言った。

『そうだね！』

彩は笑顔でそう言ってくれた。

「何だよ…俺ら…スッゴい仲良かったじゃん…それやのに…」

岡谷くんは怒ったような顔で和紀に向かって…
私に向かって言ってきた。

「ぁぁ…そうだよな…」
和紀が淋しそうな声で…岡谷くんに笑顔で言っていたけど作り笑いってわかるよ…。

私はだんだん岡谷くんに対してイライラしてきた。

『岡谷くん！そんな事しょうがないよ！だって別に和紀が悪い訳じゃないじゃん！その病気が悪いんじゃないの！』

私は顔が熱くなるぐらい大声で怒鳴った。

その顔を見て岡谷くんはかなり驚いている。

「ゴメン…でも前みたいに仲よくは出来ない…」
岡谷くんはそう言って教室を出ていった。

教室には重い空気が流れる。