『えっ!どうしたん??美佐?何で泣いてるん?』

『彩ぁぁ!ヒック!』

私は大声を上げ泣いた。
『美佐!ちょっと!今夜遅いから!もぅ!今から家行くから!』

彩はそれだけ言い電話を切った。

私は階段を下り涙を拭いて外に出る。


『美佐!』

何分か立ち彩が自転車をこぎながらこっちに向かってくる。

『彩!』

私は彩の顔を見てまた涙が溢れてきた。

『とにかく…ハァハァ…中…入れ…て』

彩はかなり急いで来たのか息を切らしていた。

私と彩は家の中に入った。


『っで!何があった?』