「大丈夫か?」

『うん!うん!大丈夫』
春奈はかなり緊張していた。

『あのね!啓太くん!』
「どした?」

私は持ってきた花束を花瓶に飾りながら春奈と啓太の話を聞く。

『ウチ…………………』
…………あれ?

2人も沈黙になったので後ろを振り向いた。

えっ…。

私は固まってしまう。

啓太が春奈を抱きしめている。

『私…お邪魔だね!じ…じゃあ帰るね!』

私は声を震わせながら言い病院を出て行った。

啓太が…春奈を…。

次の言葉を言うのが辛い。