ただ近くにいて めったに出会わない高校生の男の子で 何気に可愛いくて 母性本能くすぐるって感じで 自分のタイプではない ギャップを持った人に 惹かれてただけなのかな…… 「え?潤ちゃ…」 「いい。"ちゃん"付けなんて 呼ばなくていい。 あたし二十歳だから、成人だから。 もう子供じゃないから。 中野でいいよ、もう…」 あたしは立ち上がって部屋に 駆け込んだ。 優木は呼び止めようとしたが あたしは無視して部屋に 引きこもった。