すると急にあたしの頬に 優木は軽いキスを残した。 「…わっ!!」 いきなりの不意打ちに 心臓が飛び跳ねるかと思った。 「お返し♪」 優木はニコニコと笑うから あたしもつられて笑ってしまう… 最近笑う数が増えた。 優木と暮らし始めてから… やっぱり一緒に暮らせて良かった。 「…あっ、今日から仕事じゃん」 ふと仕事を思い出し、 急いで用意しようと 身体を起こそうとしたら 優木は少し不機嫌な表情に変わる。 「もっと」 「だめ」