初めては高校生





すると急にあたしの頬に



優木は軽いキスを残した。



「…わっ!!」



いきなりの不意打ちに



心臓が飛び跳ねるかと思った。



「お返し♪」



優木はニコニコと笑うから



あたしもつられて笑ってしまう…



最近笑う数が増えた。



優木と暮らし始めてから…



やっぱり一緒に暮らせて良かった。



「…あっ、今日から仕事じゃん」



ふと仕事を思い出し、



急いで用意しようと



身体を起こそうとしたら



優木は少し不機嫌な表情に変わる。



「もっと」



「だめ」