「うんうん」



あたしの一言一言に頷き



納得したように笑顔を向ける関屋さんは



まだあまり酔っていないようだった。



だけど…そんな事どうでもよかった。



愚痴ばかり聞いてもらってて



気分は晴れたように良かった。



「だからね…」



「うんうん」



「それで…」



「うんうん」



終盤になってくると、



あたしは子供のように



駄々をこねるようになってしまった。



「そろそろ帰りましょ?



夕方過ぎちゃってますよ」



「ん…嫌ぁ!もっと飲みたいのっ」



だけど酔ってる人が抵抗なんてしても



無意味で……