すると優木はふーんと相槌を打ち



オレンジジュースを飲み干した。



すると急にインターフォンが鳴り



ビクンと身体が跳ねた。



……朝から誰?



「ちょっと見てくる」



立ち上がってあたしは玄関に向かうと



扉を開けた。



家の前に立っていたのは、



見たことのない男の人…



「おはようございます」



ニコッと微笑んであたしに袋を渡す。



「えーと…」



見知らぬ人で少し警戒して



男の人を上下に視線を寄せる。



明らかに初対面の人で、年齢は同じくらい。



「あ、隣に住む関屋と言います



良かったらどうぞ」