「ゆかり、もう大丈夫。
ちょっとね…気になる人ならいるんだよ。って、今度は私が赤くなる番じゃない!」



こういう話をするのは苦手なんだよー…。泣



「蜜菜…。あんた、成長したんだねぇ。…で、どんな人なわけ?話なさい!」



「…部員さんなの。
クラスは違うけどね。」



「アドレスとかは?」



「この前の代替ミーティングの時に聞いておいたよ。…一応ね。」




あの時は心臓とまっちゃうかと思った。…たまたま2人で階段降りることになったから、さりげなく聞いたら、あっさり教えてくれたんだけどね。





「ならメールしてみなよ!
今度の東高の文化祭、一緒に行こうよ的な感じで!それならお互いにフェアじゃない!」



何を言ってるの?この子は。



「無理だって!
いきなりすぎるから!何を言ってるの、ゆかり!」



…まだ普通にメールしたことだってないのに。



「…蜜菜。
無理に誘えとは言わないけどね、また進もうとしてるから応援したくなるの。
頑張ってほしい…から。私のエゴかもしれないけれど…。」





ゆかり…。

いつもいつもありがとうね。