「1年生のみなさん、入学おめでとうございます。生徒会副会長の大竹愛子です。今日はみなさんに、この西高の部活動を紹介したくて集まってもらいました。」





生徒会副会長さんの挨拶から始まった部活オリエンテーションは順調に進む。










「サッカー部!見学だけでも来てみてください!マネージャーも募集中です!女マネ・男マネどちらもいけます(笑)!」



「軽音楽部です!歌聴いてくださーい!とか言う時間は今ないので、部室に遊びに来てね!」



「女バレです!厳しいけど、部員の仲はどこよりもいい自信あります!初心者大歓迎!来てね-!」



「男子バスケ部です。」





結希ちゃんが目当てとしている、男子バスケットボール部の紹介が始まった。

結希ちゃんはさっきまでコソコソ話ながら見ていたのに、急にステージに釘付けになった。





「練習の休みは少ないし、上を目指す人が集まったので厳しいと思うけど…バスケが好きな人ならとりあえず見に来てくださーい!マネージャーも心からお待ちしてまーす!」



結希ちゃんは今までにないくらい、大きな拍手を男子バスケ部に送っていた。





可愛い子だな、とか純粋に女子として憧れた。