「でも、人数少ないぶんだけ仲良くなれるしファミリー感抜群だから私は大好きなんだ。蜜菜ちゃんもきっとそう思うよ。」
みずき先輩は
陸上部のことを話すとき、いつだって楽しそうだ。
「蜜菜ちゃん、陸上初心者なんだよね?いろいろ教えるから覚えてね!まずはスターターだけ!これ、簡単だけど難しいよ。」
そう言いながら、用具バッグから木のトングみたいなものを取り出した。
「それ、何ですか?」
「これがスターター!我が陸部では通称“ぱん”なんだけどね。スタートの音を鳴らすもので、打合せるだけだよ。でも失敗すると変な音するからな…。私は未だに苦手なの。」
そう言いながら、みずき先輩は“ぱん”と言われるものを軽く打合せて、ペチペチ音を鳴らした。
みずき先輩は
陸上部のことを話すとき、いつだって楽しそうだ。
「蜜菜ちゃん、陸上初心者なんだよね?いろいろ教えるから覚えてね!まずはスターターだけ!これ、簡単だけど難しいよ。」
そう言いながら、用具バッグから木のトングみたいなものを取り出した。
「それ、何ですか?」
「これがスターター!我が陸部では通称“ぱん”なんだけどね。スタートの音を鳴らすもので、打合せるだけだよ。でも失敗すると変な音するからな…。私は未だに苦手なの。」
そう言いながら、みずき先輩は“ぱん”と言われるものを軽く打合せて、ペチペチ音を鳴らした。


