「…佐藤?」



「え、何!?」



「いや、ぼーっとしてたから。」





あ-…ビックリした。
心臓が口から出るとこだった。
涼ちゃん、あなた…顔近すぎ。





「あ、ごめん。大丈夫。」



「…そう?」





私のこと気にしてくれなからも、涼ちゃんはしきりに携帯にメールが来てるみたい。

私といるの、迷惑かもしれない。





「ねぇ、涼ちゃんは?
この後どうするつもりだった?」



「俺?…腹減ったな。」



「…た、確かに。」



「じゃ、飯…行く?
ちょうどあそこに某イタリアンチェーン店あるし。どうする?」



「うん、行く-。」





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