そういって、二人で校舎に入ったらいきなり後ろから声がして振り返った。





「おい!涼平!」





呼ばれたのは私じゃないけど。





「飯塚じゃん。おっす。」



「涼平、お前…ひさしぶりに会ったってのに、案外冷めてるよな。」



「5年ぶりとかでもないし。」



「冷めすぎだろ、お前。」





どうやらその飯塚君?とやらは、涼ちゃんのお友達らしかった。きっと、元中の人だろうな。





「ところで涼平君?
ここに女連れとか、自慢かなんかですかー?彼女?」





第三者的な感じで、涼ちゃんと飯塚君(?)の話を聞いていたら、突然私が話題にのぼった。





「へ!?」





…変な声出しちゃったし。