「結ー衣ー!!」


「ちょっ、ちょっと待ってー」


教室の前の廊下で大きな声で私を読んでいるのは

中学からの親友・美月。

名前を呼ばれている私は川崎 結衣。


「ごめーん」


「もー、ほら、急ぐよ!!」