静かに澄んだ声は、
♪~♪~♪~




森の中に響き渡っていた。



近くにいた少年は、ただ静かに聴いていた…




どれ位の時間が過ぎたのだろうか?



この癒やしの一時が過ぎたのだろうか?まだ、こんなに幼い少女の歌声が癒やしに聞こえるのも俺が疲れてるからか…


困った物だ…




ガサガサ…

!!!

「みど!こっちにこい!」
俺は、とっさに立ち上がってみどりの前に立った。


「ゆうちゃん…怖いよ…(>_<)」


そう、言うと腰の辺りにぴったりとくっ付いてきた。


・・・・・・


「やばいな…野犬ならいいが、違う物ならマズいな…」

俺は、ガサガサと音がする方へ目をやった。