そんな真くんたちを眺める私たちに1人の男の子が気付いた
その男の子は真くんに飛び付き…さっと離れてみんなと大笑いしてる
真くんは恥ずかしそうにしている

何か言ったのかな…

「何話してるんだろうね」

無意識に正実に聞いていた…

「あぁ~多分…」

そこで止まった
気になり正実の方を向くと

「…彼らにしか分かんない事なんじゃない!」

そう言って正実は席に戻った
正実が急に黙ったのも気になったけど私と目が合って正実の目が泳いだ事も気になった

何か知ってる!隠してる!!…でも何を?

私は気になったから正実の隣に座り

「何か隠してるでしょ?」
と聞いた。正実は顔を上げずに

「何も隠してないよ」

そう言った
私の性格上それ以上は追求できなかった

別に私には関係ないか!多分正実は真くんが翠の事好きってのを私が気付いてないと思ってるんだ。だから黙ったんだ

そう自分の中で解決した

チャイムが鳴ったので私たちは図書室を後にした

正実は読みかけの本が面白かったのかそれを借りていた
私も少しは読書しようかな…帰りに図書室寄って行こ!