ひと夏の思い出

「それよりさ、秋ちゃん
告られたっしょ?」

「えっ、いや、何言ってるんですか?
そんな訳ないじゃないですか。」

上田さんは意地悪そうな笑顔で
「ここに来る途中に2年のかっこいいって噂の
ヤツが真っ赤な顔して走ってたからさ。」

悠君も赤くなるんだ・・・。


「んで、教室には呆然としている秋ちゃん。
ツジツマ合ってると思わねぇ?」

私は当たりすぎて
戸惑ってしまった。


「合ってるとは思いますけど
私は告白されてないですよ。
ほかの人じゃなですか?」