心から…私を見て。


「な!?…ホントだ。」


そんなこと放送するせいで、逃げたのバレた。

この喋ってる人、どっから見てる?
…放送室からだと、ここは見れないのに?

って結局、見られたってことじゃん…


でも、ちょっと安心してる。
助かったって、思うから。



「何、ちょっと安心してんの、先生?
…そのうちそこに生徒が行くんで、逃げられませんよ?
俺が鍵かけて、その生徒に渡したし。
その生徒に、先生を連れていくようにお願いしたから。」


「…」


「あ、窓は無理だって、先生だったら知ってるでしょ?
開けられないようになってるから。
さ~て、もう来るよ。
…じゃ、俺からは以上。
頑張れ先生。」



先生が窓から逃げようとしたのも、見てる?
ホントに、どっから見てんの!?

とはいえ、目の前にいるこいつはもう逃げられない。