「山田君、信号が変わったよぉ~(泣)」


「隊長、何でそんなヘロヘロになるまで、全速力なんですかっ?」


「おっ!?食い物のにほひ~?どこ?こっちだっ、て、おばちゃんかいっ!えーい、高そうな香水付けやがって!こちとら、腹減ってんだ~!」


そこにいたのは、脳内コンピューターがフリーズしている早苗(PTA歴19年目)であった。

「隊長!おばちゃんのそばは危険ですって~!」

「えーい!うるさーい」



ばしっ!



案の定、叩かれて歩道の隅っこでヒクヒクしている隊長。


「隊長!大丈夫ですかっ?」


「うーん……頭が潰れて、ちからが出ない……」

「大変だ!ジャムおじさんに知らせな…きゃ……って?隊長!何 言わせるんですかっ!」

「山田君も結構のるね~(笑)」




目の前を五月蝿く飛び回る隊長を、稲妻のごとく強烈な右フックで叩き落とした早苗。

そこでやっと我に帰る。「とはいえ、結構目の保養になったわ(笑)ホテルに帰ろ~。」





緩んだタイツで帰ります★
の巻でした。


※作者注

巻ってか?