「マッコイ、カイも連れて行っていい?置いてきぼりは可哀想だよぉ~。」 「マッコイ殿、お願い申し上げる。」 バケツをくわえて、州から上がってきたマッコイ。 ちょっとだけ二匹を見てバケツを置いた。 「誰もダメだとは言っていない。ただ、背中ではいけないのか?」 「この黒い体ゆえ、日光に弱いのです。」 「あたしだって黒いけど、自分で歩いてるよぉ!」 「リン、お前 猫のクセに俺の背中に乗れないだけだろ。」 「う゛… 」 「リン殿、ここは笑っていいところですか?」 「ダメ………」