鉄道橋のたもと。


カエル長男 太郎の指示による、二度目の分居式が行われている。


ここは、橋桁のコンクリートが、川の中まで入り込み、堆積した土砂がいい感じの淀みを作り出している。

その周りの茂み、さほど高さのない木なども、条件は申し分ない。


二十四郎、二十五郎二十六郎の3匹がここに住むことになった。


3匹と別れ、再びマッコイ一行は歩き始めた。


これから一度土手を登って、線路の向こうに渡らないといけない。


「あたしは金網なら、登っていけるよ~。」


「リン、それは無茶だ。足の速い君に、向こうに行ける所を探してもらいたい。」


「エヘへッ。今日のディナー、よろしくっ!」


「ああ、わかった(笑)」