同じ橋の下の片隅
仲間と合流した専務
「いやあ~、来る途中で黒猫にあってさ~、黒猫のタンゴ歌ったらガッツリ叩かれたよ。」
説教好きな部長が、当然だとばかりにまくし立てる。
「なんで猫の前に飛び出すかなぁ~!駄目でしょう?飛び出したら~。いいかい?猫は叩くし、カエルは喰うの!いい加減覚えなきゃ~。わかってないでしょ?もう一回言おうか?猫は叩くし、カエルは喰うの!生きて行けないよー!?使えねーって言われちゃうよ~?わかってんの~専務~。」
「うざい……」
辞めてしまいたくなる、部下の気持ちが、よおぉーーーっくわかった専務であった。

