「社長!」


「どうした!?パシリ二号?」



「一号がカエルに喰われました!」



「相変わらずバカだな…で、カエルは?」


「犬とバケツで、トカゲとイモリも一緒に引っ越しを始めました。」


「やはりそうか。会長、いかが為さいますか!?」


「うむ、我々もこうはしておれまい。専務を「おい」のところへ、伝令に行かせろ。我々もカエルと共に上流へ飛ぶと!」


「はっ!」




こうして、やる気のない企業?も、なし崩し的な、いや、単なる負けず嫌いなだけで、引っ越しを始めたのである。