隊長の話を、小首を傾げながら黙って聞いていたレンジュラであったが……



寝ていた………




「レ、レンジュラさん?」


「うあ…?じゅる……(よだれをすする音)」

「俺の話、聞いてました?」

「ふ…あ……ああ………まあな……………………それで?」

「あのね……」


「多分、お前さんは何かをしたいのだろう?ここにいても、出来ることに限りがある……
それが何かは、オイラにはわからんがな……」


レンジュラさんの眼鏡の奥を見つめながら、無言で聞いている隊長

レンジュラさんが話を続ける


「隊長ってば、不思議な奴だな~ 知り合ったら忘れられなくなっちゃうんだな…
でも、ここがお前さん達の拠点なんだ、隊長がどこに行っても、待ってくれる仲間がいっぱいいる
隊長…勇気を持って行動なさい。」