おまけ?の一組



パシリ一号からの報告を受けた社長は、川の対岸にいる会長に伝令を飛ばした。

隊長の発見、存在の確認
社長達が、これから隊長達と合流する事を伝えるためである。


弱い追い風の中、パシリ三号は対岸へ飛び立った。




実は同じ頃会長達は、社長達を出し抜こうとペースを上げて上流部に向かっていた。


みんな目がよくないので気付いていないのだが、位置的にはマッコイ御一行と並ぶように進んでいたのである。


そしてその先に、先発のパシリ二号がいる。

頑張って犬を捜している彼は、先の見えない旅に不安感を抱いている。


(犬はこの先にも、いないんじゃないのか?もし、彼達が対岸にいたら、僕の努力は……誰が認めてくれるんだ?)




そしてこの後、会長の命令を受けたパシリ四号が、彼の元へ飛んでくるのである。