その夜は、おばさんにもらった食事を、有り難くいただいて、のんびり出来た。


カイは甘さのクドい3色団子に、若干閉口したものの、時代の違いを知り、自分の国も豊かにせねばならんと、心に刻んでいた。


リンは幸せだった。
おばさんのくれた猫エサは、いつもみーくんがくれたのと同じだったからだ。
慣れたものは安心感があるもんね。


マッコイは困っている。二人(二匹)が、自分のおなかの上で寝ているからだ。
何故、猫と竜が寄り添って俺の上で寝てるんだ。
寝返りが出来ない。

日頃、寝相の悪いマッコイにとってこれは耐え難い苦痛であった。