「高田さぁん、指名してくれたら、ユウの一番大切な人になっちゃいますよぉ~?」



あたしは上目遣いで



お客さんの膝に手を置いた。




瞳さんもなかなか良い感じだと


言ってるような目をしている。




なんとか指名とらなきゃ。




「ん~?ユウちゃん、顔は可愛いんだけど、俺は瞳ちゃんみたいなスレンダーがタイプでさぁ♪」



ほろ酔いオヤジはあっさりと


あたしの誘いを断った。





なんだよ期待させといて。




ナンバー1への道は遠いな。