どんどんあたしは規則を無視して、

身体を売った。




ある日、あたしは店長に呼ばれた。



「ユウ、本番してるだろ。」


あたしは驚いた。


バレてなんかいないと思っていたからだ。

「この店、狭し、わかってると思うけど、声も結構聴こえちゃうんだよ。うちの店のマリが、以前に君と本番した客に当たってね、本番せまられたんだよ。」



あたしは何も言うことが出来なかった。


誰かに迷惑を掛けてるなんて微塵も思わなかったから。